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【コラム】平屋暮らしリノベーション

2025.11.29

近年、平屋の住まいに人気が集まっています。背景には新築の価格高騰により少しでも住まいをコンパクトにして予算を抑えたいことや、そもそも平屋は2階への上り下りもなく憧れの存在でもあります。

リフォームにおいても様々な平屋暮らしに対するご要望が増えてきていますので、今回は「平屋暮らしのリノベーション」についてご紹介いたします。

平屋暮らしとは、ずばり「ワンフロアで生活が完結」出来ること。

リフォームの場合、そもそも住んでいる家自体が2階建てのケースが多いです。家自体を完全な平屋にするために2階を無くす減築も一つの方法ですが、それではコストもかかりますし、そもそもその2階スペースを無くすことがもったいないです。

お勧めするなら、2階は多目的な用途で使用する前提で残し、1階でご夫婦が生活を完結できるリフォームが将来も含め合理的です。

平屋暮らしのリノベーションには家族構成やライフスタイルによって様々なパターンに分けられます。「ご夫婦二人のセカンドライフ」「共働きの子育て世代」「二世帯住宅」など・・・

いずれの場合も今ある住まいを活かして、平屋暮らしに対応できる間取りを考えることになります。

注意ポイントとして2階を解体・減築する場合は工事費も高くなり、なおかつ住まいも狭くなるのでお勧めはしません。

新築平屋と平屋暮らしリノベーションを比較した場合にはいったい何がちがうのでしょうか?

新築の場合は純粋な平屋。

平屋暮らしリノベーションは2階が残ります。2階を残したまま生活が1階で完結するだけです。

家の形がちがうだけでなく、家の規模、使い勝手、資金、税金など比較すると違いが分かります。新築の場合は家が新しくて気持ちがいいのは分かりますが、家は小さく、資金負担、税金負担は大きく、土地も広くないと建てられないということを注意しなければなりません。

ご両親様や祖父母様より引き継いだ大切な住まい。それは自分たちにとって大きな資産です。住まいは一代限りのものではなく引き継がれるためにあります。その時代に合わせて自分たちが使いやすいようにアレンジすることで暮らしが充実します。

先進国の住宅は築100年以上は普通といわれる中で、日本の住宅寿命が30年しかないのは異常なことです。築100年以上なら住宅にかけるコストも抑えられますが、30年ごとに新築していたのではいつまで経っても経済的に困窮した状態になってしまいます。

日本の住まいは木造が主流で増改築しやすいのが特徴です。今の暮らし方に合わせたリノベーションで暮らしを快適に、次の世代にも残せる住まいを考えましょう!

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