床改修~フロア重ね張り工事~

築50年の木造のお宅より、玄関ホールや廊下の床フローリングがふかふかするというご相談がありました。床下の調査を行ったところシロアリ等の被害はなく、1枚貼りフローリングの経年劣化であることが分かりました。そこで、経費をあまりかけずに廊下を補強するべく、「重ね張り」工事を行いました。既存の床にフローリングを重ね貼ることで、解体費を発生させずに床の凹みを改修することができました。新規フローリングはワックスが不要で、色あせや傷に強いシートフロアをご選択されました。フロア表面のエンボス加工が、心地よい肌触りと木質感を演出しています。

構造木造2階建
築年数築50年
費用約22万円

既存の玄関ホール

昔ながらの1枚貼りフローリングが仕様されていました。現代とは違って床の仕上げ厚さが薄い為、経年劣化によって下地の隙間を踏むとふかふかする現象が生じておりました。

廊下のフローリング重ね張り(工事後)

廊下も玄関と同様に、フローリングの重ね張り工事を行いました。日光があまり入らない場所ということもあり、玄関ホールより明るめのフローリングをご選択されました。既存の風合いに合った仕上がりになりました。

既存の廊下

既存の廊下も一枚貼りフローリングが施工されており、部分的に床がふかふかしていました。こちらも、床下調査よりシロアリ被害がなく経年劣化が原因であった為、床を重ね張りする施工を計画しました。

重ね貼ることで段差解消に

フローリングを重ね張りすることで、12mmかさ上げすることになります。よって、廊下と11~13mm程の段差があった箇所は段差解消につながり、一石二鳥の工事となりました。

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